スピリチュアルなおはなし

「好きこそものの上手なれ」の意味

 9月に入って、夏休みも終わりですね。

 朝晩は涼しくなって、空にも秋の気配が漂い始めました。

 うちの方は、8月の最終週から小中学校が始まっているので、すでに1週間前には朝の街に子供たちの声が戻ってきていますが、ほとんどの地域では今日が2学期の始まりなのではないでしょうか。

 夏休みといえば宿題ですよね。焦って昨日のうちにやっつけ仕事で頑張った子供もたくさんいるんだろうなと考えていたら、ふと瞑想の時に頭に浮かんだことがありました。

 今日はそのことについて書きたいと思います。

 「好きこそものの上手なれ」という言葉があります。

 好きなことほど上手にできるという意味ですが、これ、逆は必ずしも真ではありませんよね?

 上手にできるからといって、必ずしも好きではない。

 例えば私自身を例に挙げてみると、長年医療安全という分野に携わってきて、ヒトが起こすエラーや安全管理のためのノウハウなどについての知識は多いし、院内外を含めて多くの講義を行ってきたこともあって、医療安全は得意分野に入ります。

 でも、決して好きではない。

 いやむしろ、逆に嫌いな方なんです。

 人のエラーについて毎日考え、終わることのないエラーとの闘いを日々繰り広げることに疲れてしまったんでしょうね。経験があるので転職しても何故か毎回医療安全を担当することになってしまい、何だかんだ10年以上携わってきてしまいましたが、医療安全に関する業務(インシデント事例をまとめたりグラフに集計したりする作業、内容分析など)をする時は気持ちが憂鬱になるし、仕事がなかなかはかどりません。

 でも、好きなことというのはそれだけ熱心に取り組むことができるわけなので、自然と上手になっていく傾向があるというのは納得できます。

 中にはドラえもんのジャイアンのように、歌うことは好きだけど決して上手ではないといったパターンもありますが(そういう場合、たいてい自分では気づいていないことが多いというのもパターン・笑)、そういうケースはあまり多くはないと思います。

 うちの中二の娘の話ですが、彼女は私に似ず芸術的な才能があるようで、以前も記事にしたことがありますが、絵を描くことが好きでとても上手です。
 夏休みの宿題で描く環境ポスターで賞を取って展示されたこともあります。

 先日、中学校の授業参観があったため学校に行ったところ、夏休みの宿題として出された各科の課題が廊下にたくさん掲示されていたのですが、美術だけでなく英語や家庭科、保健体育などの課題についても、他の生徒たちよりも(ひいき目を除いても)格段に上手だと感じました。

 吹奏楽部の冊子を作る時に、表紙のイラストを描く担当を仰せつかり、素晴らしいものを完成させたこともあります。

 思えば小さい頃から絵を描くことが好きで、クリスマスプレゼントにコピックを買ってもらって、一生懸命お絵描きしていたものでしたが、やはりそうやって時間を費やした分、確実に結果が蓄積されていくものなのだと感じたものです。

 この、何かに取り組むことが好きであるという感覚は、魂が発している感覚だということができると思います。
 何かをしていて楽しいと思うこと、ワクワクすること、それはたいてい、魂レベルでやりたいことだからです。

 うちの娘の場合は、絵を描いたり楽器を演奏したりすることによって、一番魂が喜ぶのだろうと感じます。

 私は子供の頃から、親に好きなことは仕事にせずに趣味程度にとどめておいた方がいいと言われてきました。

 好きなことでも仕事にすると、タスクになってしまうため嫌いになるからというのがその理由です。

 昔は「そんなもんかな」とたいして疑問にも思わなかったのですが、今になってそれは違うと感じます。

 魂からやりたいことが見つかったら、それをとことんやり続けるべきだと、今は思うのです。

 自分で好きなことを好きなようにできる環境をつくれば、それは苦痛にならないはずだからです。

 ただ一つ怖いのは、好きなことを仕事にしても、それを他者にコントロールされ自由を失ってしまうことです。
 そうなってしまうと、好きなことがタスクになり嫌いになってしまう可能性は充分にあり得ます。

 自分の人生の舵取りは自分でする。そして自分の好きなことで自分の責任において生きていく。

 そうすれば好きなことを仕事にしても、好きなままでいられるはずだと私は思うのです。

 好きでないことを仕事にして、毎日憂鬱な気持ちで医療安全業務と向き合っていた過去の私を思い出せば、その方がよっぽど辛いと言えますしね^^;

 好きこそものの上手なれ。上手なことは自信を持てるし、それで稼げるなら最高の人生じゃないですか!

 娘には魂の声に従って、進むべき道を自分自身の感性で選び取って欲しいと心の底から思いますし、ある程度人生を歩んできた大人たちに向けても、今からでも遅くない、好きなことを仕事にしよう、魂の声を聴こうと、声を大にして言いたいです。

 みんなが好きなことを仕事にできたら、日本という国はもっと明るく豊かになるはずだと、私は思います。

 さて、みなさんはどう思いますか?

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