昔から経営に必要な資源として、ヒト・モノ・カネの3つがあると言われてきました。
最近ではそこに情報が加わり、ヒト・モノ・カネ・情報の4つが経営上必要な資源であると言われています。
ですが、そこに「時間」を加えるという考え方もあります。
そうした資源のうち、ヒトやモノ、カネや情報は、足したり引いたりすることができます。
足りなくなったら補充することができるし、不要だったら減らせばいいわけです。
では、時間はどうでしょう。
時間というのは、老若男女関係なく、すべての人々に等しく与えられた資源です。
足りないところに分け与えたり、余っているからと別のところに配分するわけにはいきません。
人は生まれてから死ぬまで、等しく同じ時の流れの中で生きています。
過ぎた時間を取り返すこともできないし、奪われた時間を弁償してもらうこともできないのです。
あなたはこの事実に気づいていましたか?
時間というのはとても貴重で、無駄にしたら取り返しがつかないものだということを、正しく認識していましたか?
例えば、誰かを待たせてしまったとして、5分間待たせたらその人から5分の時間を奪ったことになります。それが10人だったら5×10で50分間の時間を奪ったことになるわけです。
誰かを待たせるということの罪悪を感じることのできる考え方です。
このことは他者についてのみならず、自分自身についても言えます。
何かをするのについ先延ばしにしてしまうクセがある場合、それは自分をそれだけの時間待たせているのと同じことです。
あとから、「ああ、もっと早くやっておけば良かった」と後悔しても、自分を待たせていた間に費やした時間は戻っては来ないのです。
誰かや何かに縛られ、その場所から身動きができないでいる状態が続くことも、時間を無駄にしていることになります。
ずっと同じ場所に留まっていると、何もできないまま気づけば歳ばかり取ってしまいます。
転職したいけど勇気がない。離婚したいけど今の生活を手放すのが怖い。ステップアップしたいけどめんどくさい。
そうやってずるずると時間だけを費やし、自分だけが何も変わらないでいると、気付けば時代から取り残されていることに気づきます。
そんな時、人は後悔します。
けれど、後悔は何も生みません。
低い波動を作りだすだけです。
しかも後悔したところで、時間は戻ってはきません。
自分の人生の時間、すなわち自分の命を削った上で、ただ無駄に捨ててしまったという事実に今さら気づいても、もう遅いのです。
何かをしたいと思っている、あるいは何かを克服したいと思っているけれど踏ん切りがつかない、そんな風に思い当たる人がいたら、是非一度真剣にこのことを考えてみてください。
命そのものである時間を、あなたはどれだけ無駄にしたいですか?
どれだけ無駄に命を削りたいですか?
誰かや何かのために、自分の人生の大切な時間を無駄にし続けることは、気持ちのいいことですか?
私はこの問いを自分自身にしてみた結果、毎日長時間拘束されるフルタイムワーカーを卒業することを決めました。
人生のほとんどの時間を職場に拘束されることは、自分で自分の時間を使えていないということと同じだと感じたからです。
自分の人生は自分でコントロールしたい。
自分の好きなことをして、好きな人を笑顔にして、時間を無駄にしない生き方をしたい。
それが私の魂の声です。
変わることを恐れるよりも、命を無駄にしている事実の方を恐れるべきです。
時は金なりではなく、時は命なり。
気づいて前に進む時は、もうすぐそこまできていますよ^^
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