前回の記事で、感謝が一番波動が高いというお話をしました。
それはおそらく、自分に向けられるものではなく、他者に視点を置いている感情だからではないかと思います。
相手に対して感謝する気持ちと、それを伝えたいという思いが、「ありがとう」という言葉になって現れた時、相手に対して高い波動が伝わるだけでなく、自分にもそれが返ってくるのだと感じます。
ただ、それは本心から感謝している場合に限ります。
口では「ありがとう」と言いながら、心の中ではまったく別のことを感じていたとしたら、どうでしょう。
機械的で心のこもっていない「ありがとう」は、相手にどう伝わるでしょうか。
おそらく表面的なやり取りに終始し、本当の意味の感情のやり取りができないままになってしまうのではないでしょうか。
人のこころを癒すカウンセラーという仕事があります。私は産業カウンセラーの資格を持っているのですが、その過程で学んだカウンセリングに最も必要なものは、カウンセラーの「自己一致」であるということでした。
自己一致とは、「 聴き手自身が心理的に安定していて、ありのままの自分を受け入れていること。防衛的に なったり、虚勢的にならず、率直な気持ちと態度で話し手に向き合えていること 」とあります。クライアントに対して向き合う時に、自分自身を受け入れていなかったり、どこか自分の心と魂が乖離している状態でいたりすると、クライアントにもそれが伝わってしまいます。すると効果的なカウンセリングができないばかりか、クライアントに対して不信感を植え付けることとなり、カウンセリングを行う上で最も重要な信頼関係を構築することが難しくなってしまうのです。
自分自身に対してしっかりと向き合い、心にある葛藤を乗り越えていなければ、相手に対してもきちんと向き合うことができないという良い例ではないかと感じます。
そしてこのことは、一般的な人間関係にも当てはめることができる考え方です。
先ほどの感謝の気持ちについてですが、実際にはありがたいと思っていないのに口先だけで言った「ありがとう」は、おそらく本当の意味で相手に伝わりません。
自己一致していない状態で発せられた言葉は、相手も表面的に受け取って終わりです。
そしてこれは、感謝の気持ちだけにとどまりません。
すべての感情のやりとりにおいて、自己一致は重要なポイントとなります。
自分が素直な気持ちで自分と向き合えていて、ありのままの自分を認められている状態でなければ、本当の思いは伝わらないのです。
夫婦関係を例にとってみましょう。どちらか一方が相手に対し、不満を持っているとします。その場合、思うように気持ちが伝わらず、歯がゆい思いをしながら日常を過ごすことになります。やがてそれが積み重なると、いつしか大きなズレとなり、取り返しがつかなくなってしまうものです。相手に対し不満を持ちながらも、それを隠し表面的に取り繕っている間は、自己一致は実現しません。だからこそ、不満があったらその場で話し合い解決するという姿勢が重要なのです。自分の感じるズレをその都度修正していけば、常に相手を大切に思う自分の気持ちを中心に置くことができ、自己一致の状態を保つことができるのです。
最も波動の高い感謝の気持ちも、自分が感謝を伝える相手に対し、本当の意味で感謝していなければ、正しくは届かないものです。口では感謝の言葉を言いながら、心の底では嫉妬や悪意などの波動の低い感情を持っている場合などは、実際に感じている低い波動の方が相手に伝わってしまいます。
人間関係を円滑にするためには、感謝の心が欠かせません。そしてその感謝は周囲の人々のみならず、自分にも高い波動となって返ってきます。逆に低い波動を発している場合は、それが必ず自分に跳ね返ってくるものです。
いつも清らかな気持ちで、自分をあるがまま認め、素直な気持ちで、感謝の気持ちを届けていきたいものですね。
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