スピリチュアルなおはなし

エネルギーを吸い取る人からは距離を取ろう

 昨日、私の身に起こったお話です。

 前職で、私は強烈な人生の逆風に遭い、心身のバランスを崩して休職ののち退職しました。

 今となって思えば、看護部長というポジションが向いていなかったことも原因の一つですが、根本的にその職場の特殊性についていけなくなったというのが一番の原因でした。

 昨日、その特殊性を構成する要素のうちの一つとなっていた人(仮にTさんとします)から、数カ月ぶりにLINEが入っていることに、昼休みに入ったばかりだった私は気づいてしまいました。

 前職を辞める直前は、強烈なめまいや吐き気、心悸亢進症状に悩まされていて、まだつい半年ほど前の出来事だったということもあり、今でもその頃を連想させる状況や場所、ワードに対して、強い反応が起きてしまいます。

 あの経験がなければ私はスピリチュアルライフコーチという職業に出会うことはなかったし、逆風が吹いたことで色々なことに気づくことができたので、今では然るべき経験だったと納得し、環境として在った人々に対する赦しも終わっているのですが、何しろ直近の出来事だったので、まだ傷そのものが癒えていない状態のようです。

 Tさんは前職で私を退職に追い込んだ張本人だったので、LINEが来ていることに気づいた途端、心臓があり得ない速さで鳴り始め、手が震え、息苦しくなってしまいました。昼休みに入ったところで、これから食事をして落ち着こうと思っていた矢先の出来事に、私はどうしていいかわからなくなってしまいました。

 このメッセージを、開封すべきか否か。

 携帯を握りしめたまま、しばらく考えました。

 未開封の状態で、わずかに読めるメッセージの冒頭部分から察するに、私に直接関係ある内容(例えば在職中の出来事を責めるなどの、私に不利益がもたらされるようなこと)ではないように感じましたが、Tさんの性格をよく知っている私にとって、どちらにしても愉快な内容ではないように感じました。

 まだ午前中が終わったところで、午後も仕事をしなければならない状況の今、メッセージを開封して読んでしまった場合、内容によってはさらにダメージを受けることになるだろうという怖さがありましたし、かといってこのまま読まずにいるのも、内容が気になってしまい落ち着かないだろうと考えてしまい、身動きが取れない状態でした。

 そこで、こういう時は同じ魂のステージにいる仲間に助けを求めるに限ると思い立ち、共に学ぶライフコーチ仲間にメッセージを送り状況を説明し、アドバイスを求めてみたのです。

 すると、ありがたいことに複数の仲間からメッセージが届いて、それを読んでいるうちに徐々に気持ちが落ち着いてくるのがわかりました。

 気持ちが落ち着いてくると、自分の魂の声が聞こえるようになってきて、今は読まない方がいい、仕事が終わってから考えようという結論に達したのです。

 持つべきものは仲間ですね♪

 昼食はあまり進みませんでしたが、午後からも普通に仕事をこなすことができ、無事終業を迎えました。帰宅途中でメッセージのことを思い出しましたが、気持ちは逆に上向いていたように感じたので、今ならどんな内容でも受け入れることができると感じ、Tさんからのメッセージを開封してみることにしたのです。

 結果的に、そのメッセージは私に関する攻撃的な文章ではありませんでした。
 私を追い出したTさんが、結果的に自分も追い出されてしまったという結末を報告するものでした。

 私はそのメッセージを読んで、心のどこかで「ああやっぱりこういう結末になったか」と感じました。

 Tさんのこれまでの仕事をみていると、自分の思い通りにならないことを捩じり通すために、人を陥れて追いやったり退職に追い込んだりするケースが多かったのです。一方で面倒見のいい優しい一面もあったので、極端に憎まれるか好かれるかの、どちらかだったと思います。

 私も最終的には追いやられてしまいましたが、その前まではとても良い関係性を築けていたし、私にとってTさんは恩人と言ってもいい存在でしたので、いつかこういうことになるんじゃないかと懸念していたのですが、今回まさにその懸念が現実になってしまったというわけです。

 まさに因果応報。結果には必ず原因となる自らの行動があるもの。

 今回のことは、改めてそのことに気づかせてくれる出来事となりました。

 このことを教訓として、自分の行動も戒めていかなければと、深く心に刻むことができたので、起きた出来事に感謝したいと思います。

 さて、それではこのTさんのメッセージに、私がどういう反応を返すかということですが、これが今日の記事のタイトルに繋がってきます。

 「エネルギーを吸い取る人からは距離を取ろう」

 まさにこの通りです。

 君子危うきに近寄らずという言葉もありますね。

 自分の波動を下げる可能性のある人には、近寄らずに距離を取る。
 これにつきます。

 以前の私だったら、散々な目に遭わされた相手から、それを棚に上げて縋ってくるような泣き言みたいなメッセージが来たとしたら、完全にスルーしてしまっていたでしょう。

 でも、それでは忙しくて返事ができなかっただけなのかと取られてしまいかねません。

 距離を取りたいという思いが伝わらない可能性があるわけです。

 特に、自分が過去にした仕打ちを顧みずに、自分の状況が悪化した時には臆面もなく縋ってくるような人は、何事も自分の都合のように受け取る性質が備わっているものなので、ただスルーするだけでは再びメッセージを送ってきたり、反応がないことに逆ギレして攻撃してくる可能性があります。

 私は今回、そのメッセージを謹んで受け取ったうえで、もうあの職場に関わる人やものからは距離を取りたいこと、そして職を失ったTさんのこれからの人生が幸せなものであることを祈る旨のメッセージを送り、丁寧にあいさつをして終わりにしたいと考えています。

 もう逃げない。自分の意思を相手に伝える。それで相手がどう思おうとも、私には関係ない。

 HSPで人目を気にする臆病者の私が、こんな風に考えることができるようになったのは、まさに12ステップのおかげ、ライフコーチングのおかげだなと実感しています。

 自分の思うように生きていい。
 一緒にいて元気が吸い取られる相手とは、たとえ恩人であっても距離を取っていい。
 そしてそれを実感できる幸せ。

 自由になるってこういうことなんだと、まさに腑に落ちるという体験をシェアさせていただきました。

 みなさんもぜひ、自分にとって付き合っていても利益がないどころか、エネルギーが吸い取られるように感じてしまう相手とは、たとえそれがどんな関係であっても距離を取ることを考えてみてくださいね^^

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