ディズニー映画というのは、世界のいたるところで公開されていて、たいていどれもメジャーになる作品ばかりですよね。
シンデレラのような古典から、ここ最近制作されたものまで含めると、本当にたくさんの作品が多くの人に知られ、愛されています。
私は個人的にあまりディズニー作品が好きなわけではないので、自ら好んで劇場に足を運ぶことは滅多にないのですが、娘にせがまれて観に行った作品が一つだけあります。
「アナと雪の女王」です。
前作が公開された頃、娘はまだ小学校低学年で、お友達がみんな観ているので自分も観てみたいという感じだったと思います。たまには娘の希望も聴いてあげなゃと思って仕方なく連れて行ったように記憶しているのですが、当時は観終わっても「ふーん、ありがちな『自分探しストーリー』が予定調和で終わった感じ」くらいの感想しかありませんでした。
その頃の私はまだ、自分のあり方について全く疑問を感じていない状態だったので、その程度の感想しか持てなかったんだと思います。
それから数年が経った今年の初め頃、 私は前の職場で強烈な人生の逆風に遭い、心身のバランスを崩し休職から退職を余儀なくされました。
自分のアイデンティティが完全に崩壊するという厳しい経験をして、毎日毎日、来る日も来る日もただ自分と向き合いながら、これまで生きてきた人生を振り返り、その意味と自分の存在価値がどこにあるのかを探し求めました。
そんな時に出会ったのが12ステップライフコーチングであり、それによって人生の目的や自分が存在していることの意味がクリアになって、これまでの自分とは全く違う考え方、生き方ができるようになったというわけです。
そうして組織に所属して働くことをやめ、自分自身の力で道を切り開いていこうと決心して今に至るわけですが、それは自分自身の中の価値観というか、人生観・死生観までが変わる衝撃的な経験でした。
このことに気づかなかったとしたら、今頃自分はどうなっていたのだろうと思うと、本当に背筋が凍るような思いです。
で、そんな風に以前の自分とは全くの別人のような中身になった私は、ある時前作のアナ雪のテーマ「Let It Go」の歌詞をじっくり読む機会があり、その時初めてこの曲の持つ本当の意味に気づいたんですね。
ざっとまとめてみると、歌詞の内容はこんな感じです。
自分の持つ特殊な能力を誰にも知られないように隠し続け、普通のいい子で居続けなければならないというタスクを自分自身に課してきたけれど、もうその必要はない。みんなに知られてしまったし、こうなったら私は私の思うように生きよう。何も自分を縛るものはなく、私はもう自由なのだから。
「完璧ないい子」の私なんて、もうどこにもいない。
もう何にも惑わされることはない。
自分自身に対する宣言のようなその歌詞は、まさにこれまで頭で考えた自分自身のあり方に固執するあまり、自分本来のあり方を示す魂の声を無視し続けて生きてきた私と、完全にオーバーラップするように感じました。
エルサが「完璧ないい子」を演じていたのは、魔法の力で妹を死にそうな目に遭わせてしまったことが原因で、それから魔法を完全に封印して、大切なはずの妹とも滅多に顔を合わせることがなくなってしまったんですよね。
本来の自分は、魔法の力を持っている自分であって、それを封印し続けるというのは到底無理があることなわけです。
私も、昔からずっと聞こえ続けていた心の声(看護師という職業がしっくりこず、何かが違うと感じていた)を気のせいだとか自分の精進が足りないからだとか思い込んで無視し続け、「立派な職業人」であり続けようとしていた時に、もうその生き方をやめろと言われているかのように病気になり、自分と向き合うきっかけをもらいました。
そうそう、魂の声を押さえつけ続けると、反動で国一つが真冬になってしまうくらいの衝撃が起きるんだよねぇ・・・と妙に納得したのを覚えています。
そして今、長年続けた「組織に所属する看護師」という仕事を辞めるための準備をしている時に、アナ雪2が公開されているのも、なんだか偶然とは思えない天の采配です。
アナ雪2では、幸せに暮らしていたはずのエルサに、夜な夜なメッセージが届くきます。いわばこれも魂の声のようなもので、それに強く惹かれる自分に気づきながらも、その正体がわからないため最初は恐れてしまします。
もう怖い思いをするのは嫌だし、愛する人たちはいつもそばにいるんだから、安定した生活から抜け出して自ら危険のある場所に出ていくなんて考えられない。
でもやっぱり行かなきゃという気持ちになっていて、それはもう止められない。前作ではこころのままに動いたら、本当の自分を取り戻すことができたという実績もある。
だから怖いけど前に進もう。未知の世界に飛び込もう。
それによって救われる人たちがいるんだったらなおさらのこと。
最初は葛藤があるけれど、一歩踏み出し勇敢に立ち向かった結果、本当の自分の姿を知ることができたばかりか、霧の森に囚われた人たちを助けることができたというのが、アナ雪2の本当にざっくりとした内容です。
定職のある安定した生活に別れを告げて、どこからか聞こえてくる「起業しなさい」「独立しなさい」という魂の声に導かれるままに起業準備を進め、でもやっぱりちゃんとやっていけるのか不安で一歩を踏み出すのが少しだけ怖いなぁなどと思っている。でも私がこれからやろうとしていることは、きっと多くの人を助けることになると確信できる。だからその人達に出会うために、私は今この道を行く必要があるのだと、そんな風に当てはめてみたら、旅に出る前のエルサとほとんど同じ状況ですよね(笑)。
たぶん世の中には、こんな風に自分を押さえつけたり何かに押さえつけられたり、ありのままの自分を出せないまま違和感を抱えながら生きている人がたくさんいるから、そんな人達がこの映画を観て、まさに自分ができないことをエルサを始めとする登場人物たちがやってくれている姿に共感した結果、アナ雪シリーズは大ヒットしたのではないかと思います。
もちろんオラフとかサラマンダーとか、出てくるキャラクターが可愛いというのもあるし、クリストフがいつもいいタイミングでアナを助けに来るところとか、そういうところが好きっていう人もたくさんいると思います。
いずれにしても、単なるアニメ映画の枠を越えた何かがあるのは確かです。
自分自身の人生を取り戻し、魂の声に素直に生きること、そして未知の世界に勇気を持って一歩を踏み出せば、そこには自分を必要としてくれる人たちとの出会いが待っている。
まさにこれ、囚われの現代人がそれに気づき、自らの足で歩き始めなさいという、そんなメッセージのように思えてなりません。
この世に偶然はないし、全ての創造物は神によって作られているという考えに基づけば、アナ雪はそのメッセージを世界中の多くの人たちに届けるために、神が造らせたものだということができます。
そう考えると、大ヒットしたのも納得ですね。
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