スピリチュアルなおはなし

忠臣蔵:元禄赤穂事件からの学び①

12月もいよいよ半ばにさしかかりました。

毎年この時期になると、気持ちが時間をスルスルッと遡って、ある時代へと引っかかってしまいます。

今日12月14日という日付が何の日か、ご存知の方はピンとくるかも知れませんね。

そうです。12月14日は、赤穂義士が本所の吉良邸に討ち入った日、つまり忠臣蔵・元禄赤穂事件の日なんです。

私は忠臣蔵のエピソードが大好きで、題材にした小説やドラマや映画は結構たくさん読んだり観たりしています。

毎年12月14日には可能な限り、浅野内匠頭や赤穂義士たちが祀られている品川の泉岳寺にお線香を手向けに行くことにしてます。

本所の吉良邸から泉岳寺まで、途中寄り道しながらですが、討ち入り後の赤穂義士たちがたどったと同じ道を、古い地図と照らし合わせながら歩いてみたこともあります。

その上、普段から赤穂四十七士のイラストの描いてあるクリアファイルを持ち歩いていたり、愛用しているUSBメモリにつけているのは大石内蔵助キティの根付だったりする大好きっぷり^^

過去に二度ほど赤穂に行き、赤穂城跡を訪れたり、この時期に催される赤穂義士祭のパレードにも参加したりしたことがあるほどです。

赤穂は塩の街としても知られているので、スーパーなどで「赤穂の天塩」を目にしたことのある方もいらっしゃることでしょう。

我が家の塩はもちろん、赤穂の天塩です!(笑)

今年は「決算!忠臣蔵」という、討ち入りを財政面からみた面白そうな映画も公開されていますよね。

忙しくてまだ観に行けていないのですが、必ずお正月の間には劇場に足を運びたいと思っています。

さて、私がどうしてこれほどまでに元禄赤穂事件が好きなのかというと、まずは大石内蔵助を始めとする関わった人物たちのキャラクターが魅力的であるということです。

赤穂四十七士の一人ひとりについて、その人となりやエピソードが詳細に記されている「忠臣蔵四十七士全名鑑」(中央義士会)という本を読んでいると、本当にそれぞれがさまざまな思いをもって討ち入りを果たしたのだということが分かります。

討ち入り当日に至るまでの経過や思いの変遷、家族など親しい人との別れかたなど、身につまされるエピソードもありますが、一般にドラマなどで描かれていることと史実が異なる話もあって、歌舞伎の演目になったりして伝わっていった過程で、人が好む形に装飾されてきたということもわかって興味深い部分もあります。

もともと藩士は47人だけでなくもっとたくさんいて、浅野内匠頭が江戸城で吉良上野介に切りかかった事件がもとで赤穂藩が取り潰しになった頃は、多くの藩士たちが切腹となった浅野内匠頭を憐れみ、一方でお咎めなしとなった吉良上野介と裁定をくだした幕府に対する怒りをあらわにしていました。

吉良を討ち取って殿の仇を討とうという声も、200名近くの藩士たちから上がっていたのですが、討ち入りまでの二年の歳月の間にその数はどんどん減っていき、最後はとうとう47名になってしまったんですね。

最初は怒りの感情が強く、衝撃が新鮮であることから、多くの藩士たちが血判状に記名しています。ですが徐々に周囲の声に諭されたり、落ち着いた生活に流されたり、命が惜しくなったりして、少しずつ脱落する人たちが増えていったわけです。

討ち入りの準備などによって2年という月日を費やしたことが、彼らの気持ちをクールダウンさせることにつながってしまったんですね。

そのことは、人がモチベーションを保つことがいかに難しいかということを教えてくれます。

ましてやそれが自分に何のメリットもないことであればなおさらです。

ただ殿の仇を討ちたいという思いは、時が経つにつれてそれが自らの命を賭してまで成し遂げたいものから、少し昔の過去にあった元上司の理不尽な死という出来事に昇華されてしまいます。

まさに鉄は熱いうちに打て、ですね。

47名まで減ってしまったことは、結果として少数精鋭で戦うことができ、集団の数としても制御しやすいものとなったため、逆に討ち入り成功の一因となったと考えられているので、このケースでは結果オーライだったということが出来ます。

さて、前編はここまで。

明日は元禄赤穂事件から学ぶことのできる、もう一つの事実についてお話したいと思います。

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