スピリチュアルなおはなし

母親からの「禁止」が おしゃれのできない娘を作った

昨日の夜、中学生の娘と洗面所で歯磨きをしながら話をしていました。

話題は、娘のお肌のケアについて。

私の体質を受け継いだらしく、娘は小学生の頃からニキビに悩まされていました。

今では情報がたくさんあるので、ニキビにはハトムギがいいらしいと聞いた私は、ハトムギ化粧水とニキビ用洗顔フォームを買ってきて、すぐに娘に使い方を教えました。

その効果なのか、今では時折大きいのができることもありますが、私の中学生の頃のように顔中ニキビだらけになることはありません。

ニキビができやすいということは、オイリー肌の傾向があるということで、小鼻に角栓が詰まっているのを時々見かけることもあります。それが原因で毛穴が開いたりしたら可哀想なので、今私が使っている拭き取り化粧水を使うように言っているのに、最近あまり使っている形跡がないので尋ねたところ、面倒だからたまにしかやっていないという返事が返ってきました。

自分が若い頃、スキンケアを怠ってきたことが今の状態につながって、いかに後悔しているかを話し(もう何度目かわからない・笑)、少なくとも3日に1回くらいは拭き取り化粧水を使うように話したところ、ちゃんとやる!と言っていました。

その時ふと、すでに潜在意識の奥底にしまい込まれていた記憶が浮かんできたんです。それは私が娘よりもう少し幼かった頃、おそらく小学校高学年の頃の話だったと思います。

おしゃれに興味が湧いてきて、色々と情報を取るようになってきた頃のことです。本が好きだった私は、しょっちゅう本屋さんに通っていたのですが、そこで子供向けのおしゃれについて書かれた本を見つけました。

私はその本に釘付けになり、自分のお小遣いを工面して買ってきて、何度も繰り返し読んだんですね。

その頃家は貧しく、母は働き詰めで化粧することはおろか、服も数えるほどしか持っていなかったし、スキンケアはオロナインを塗るだけという状態でした。

私はそれを見ていたのもあるし、実際「オロナインを塗っておけばたいていのことは大丈夫」という母の言葉を信じて、もともとオイリー肌だった子供の頃から、やみくもにオロナインを顔に塗っていたのを覚えています。

結局、オイリーな部分はよりオイリーになりニキビが増殖、乾燥している部分は割れたり裂けたりして跡が残るといった具合に、ひどい状態になってしまいました。

今ではその時に正しい知識がなかったことを残念に思っていますが、親に言われるまま家にあるものを使うしかなかったので、まぁ仕方ない。その代わり、自分の娘には同じような思いをさせたくなくて、結構うるさくちゃんとケアしなさいと言ってしまうんですよね(笑)。

それはともかく、そんな家庭環境で育ってきてしまったため、買ってきた子供向けのおしゃれ指南の本は、私にとってものすごい知識の山だったのです。

大切に繰り返し読み、憧れるうちに、自分でもやってみたくなって、以前から濃すぎてイヤだった眉毛を整えてみようと思い立ちました。

本に解説されている通りにやってみたけれど、下手くそなのでまだらになってしまい、結果は大失敗。

それを母に見つかってしまい、なぜ眉を切ったんだと大激怒されてしまいます。

正座させられ、子供のくせにそんな事をするのは早いと叱られ、挙句の果てになけなしのお小遣いで買った大切な本を取り上げられてしまいました。

切った眉をボロクソに言われ、恥ずかしくて学校にやれないとまで言われました。

私は泣きじゃくって、罪悪感にまみれ、もう二度とこんなことはしないと誓うことになります。

はい、「おしゃれをしたら叱られる」というメンタルブロックが、見事に形成された瞬間です!(笑)

しかも、自分のお金をはたいて買った本という財産まで取り上げられるという罰則つきです^^;

それは、ものすごく強烈な経験でした。

さすがに今では、化粧は社会人の身だしなみだし、眉もちゃんと整えるようにはなりましたが、自分のケアのために高い化粧品を買ったり、化粧の仕方を研究してきれいになろうとしたりすることについて、未だに罪悪感があり、あまり好きではありません。

服装についてもそうで、服や装飾品にお金を注ぎ込み、おしゃれを楽しむことは罪悪だという意識が染み付いてしまっています。

まぁもともと服より本、パーティーよりセミナーにお金を使うタイプなので、何かをすごく我慢したという意識はありません。

ただ、もう少し自由に人並みなおしゃれをしてきていれば、女性としての自己肯定感も上がって生きやすくなったかなと思うことはあります。

私にとっての最大のブロック形成者は母なので(笑)、今でもいろいろと「ああ、これだったのか」と感じることがありますが、今回娘とのスキンケアについての会話を通して、こうした親からの禁止がさまざまなメンタルブロックを形成しているものだということを改めて実感しました。

12ステップライフコーチングでは、こうしたメンタルブロックを見つけて一つずつ取り除き、自己肯定感を上げるお手伝いをしています。

誰にでも必ずあるメンタルブロックが、あなたの生き方を苦しいものにしているとしたら、それはぜひ外してあげてください。

これまで自分の行動を止めていた小さなこだわりの原因がわかるだけで、嘘のように気持ちが楽になり、生きやすくなるものです。

私は自分の娘にはなるべく自由に楽しく生きて欲しいと思うので、逆にあまりうるさく「スキンケアをちゃんとしないと後で後悔するよ」と言わないほうがいいかも知れないなぁなどと、少しだけ反省した出来事でした^^;

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