わたしのヒストリー

病気がちだった16歳までー人生の棚おろし②—

 前回、看護師になった理由は「母からのすすめ」では、
看護師になったのは母が薦めたからだということを書きましたが、それは私が子どもの頃の病気体験にきっかけがありました。

 生まれた時から患っていた心臓の病気は、1歳になる前に一度呼吸が止まり、救急車を呼んだけど間に合わず、死にそうになったところで自発呼吸が戻ったということがあったり、2歳くらいまでは走るとチアノーゼが出たりといったことはあったようですが、とりあえず日常生活や成長に問題がない程度にまで回復していました。しかしホッとしたのもつかの間、3歳の頃に虫垂炎(いわゆる盲腸)になり入院、手術しました。

 本来虫垂炎というのは、回盲部に老廃物が溜まることによって炎症が起きるものなので、ある程度の年齢になってから発症するものですが、私の場合珍しく3歳という若年でかかり、さらに腹膜炎にならなかったのがラッキーというくらいな感じだったようです。

 今までの人生で唯一の手術経験がその時だったので、今でも腹筋を使うと疼く感覚をよく覚えています。なのに父親が笑わそうとして困った記憶がw

 小さな頃に手術して、そのまま傷跡と一緒に成長したので、今では伸び切った大きな傷と二針縫ったあとが横っ腹に残っています。

 術後はしばらく絶食だったので色々なものが食べたくて、母に「治ったらケーキ食べていい?おせんべい食べていい?チョコ食べていい?おすしも食べていい?」などと、良くこれだけ思いつくと思うくらい色々な食べ物を列挙していました。3歳のわたし、絶食と痛みに耐えてよく頑張りました。

 虫垂炎も治り、翌年4歳の頃。
 なんと、猩紅熱という感染性の疾患にかかり、都立墨東病院の小児感染病棟に隔離入院となってしまったのです。その当時、母は上の弟がおなかにいたので、感染症病棟には面会に来ることができませんでした。2週間もの間、4歳の子どもが母親の面会なしに隔離されるという淋しさに輪をかけて、抗生剤入りの不味い粉薬を飲まなければならず、8人部屋の同室の年長者の子供たちに仲間外れにされ、父親が買ってきてくれたおもちゃを取り上げられ、5歳の誕生日を病院のベッドの上で過ごした辛い思い出があります。自分の病室がわからなくなり、迷って泣いたこともありました。

 隔離期間を終え、2週間後に退院した時にはすでに弟が生まれていて、病院から母と弟が入院している産婦人科医院に直行したのをよく覚えています。
 初めて見る弟の手がとても小さく、おそるおそる握りながら感動したものでした。

 保育園の頃はまだ体調を崩しやすく、よく休んでいましたが、小学校に上がる頃にはだいぶ丈夫になっていて、身長も後ろから数えた方が早いくらいにまでに成長しました。

 夏でも長ズボンをはかないと風邪をひいてしまうくらい弱かった子が、
体育もできるしプールにも入れるし走ったらリレーの選手になるしで、母はずいぶん安心したことと思います。小学校に入学した頃には下の弟が生まれ、瞼に血管腫があったことから2歳で手術をしたりと、やはり両親は気苦労が絶えなかったように思います。

 中学生の頃、慢性的な胃痛に悩まされ、バリウムを飲んで胃透視をしたりしましたが、とりあえずは健康体でした。幼い頃患った心臓のことがあるため、医師からは運動部に入っても大丈夫というお墨付きを頂いてはいましたが、ちょっと怖かったのと特に運動したいとは思わなかったので、新聞部に入ってろくに新聞も作らず遊んでいました。

 思えば、中学生の頃が一番何も考えなくてよくて、楽しい時代だったと、今になって思います。

 勉強も良くできた方だったので、高校は都立の偏差値68くらいのところに入ると決めて、ものすごくよく勉強したのを覚えています。

 模試などでは合格ギリギリのラインだったのですが、昔から本番に強い性質だったため、試験当日に力を発揮し、模試よりもずいぶんいい点数を取って合格しました。嬉しかったですねー!

 で、部活はバスケ部に入ったのですが、何故だか急に心臓の疾患がぶり返し、部活の最中に倒れるという不始末。

 高校1年の時に、楽しかったバスケ部を辞める羽目になってしまい、ここから私の人生に暗雲が立ち込めることになります。

 次回、「落ちこぼれだった高校時代 -人生の棚おろし⓷-」へ続きます。

 

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