スピリチュアルなおはなし

自分の中の 誰かのために

 新世紀エヴァンゲリオンというアニメをご存知ですか?

 1995年にテレビ東京系列で放送が始まった半年間25回のシリーズで、主人公の碇シンジが周囲の人々との関わりの中で成長していくという物語です。

  ストーリーは知らなくても、主題歌をカラオケで歌ったことがあるという方は結構いらっしゃるのではないでしょうか。

 平日の夕方に放送されていたこと、ロボット(正確にはロボットではないけれど)もののアニメということから、最初は子供向けのように捉えられていたようですが、その内容の濃さに次第にアニメファン以外の一般の人々の間でも話題に上るようになり、一世を風靡したのです。

 私はこの頃ヨーロッパから日本に戻ってきたばかりで、日本で流行っているものなどが全く分からない時期でした。実家でしばらく過ごしていた時期に、下の弟がすごいアニメがあるんだよと言って薦めてくれたことで、私も次第にエヴァの世界にのめりこむようになったのです。

 個人的に思うのは、この物語の登場人物は誰もが不完全であるということで、これは主人公の碇シンジの成長ドラマであると同時に、その周囲のキャラクターがいかに精神的に不具であるかということを描いていると感じます。14歳の子どもを見守り、育て、叱咤し、正しい方向に導くべき大人の方が、実は精神的に病んでいたり、子どもの部分を抱えていたり、乗り越えられない壁の前で苦しんでいたりというさまが、実に詳細に描写されているからです。

 ドラマなどを観ていて特定の登場人物に感情移入したり、自分に似ていると思うケースはとても多いと思います。逆に、どうしてもこの登場人物は好きになれないという対極も存在するものです。主人公を際立たせるための性格設定がされている敵役に対してなどは、特にその傾向が強くみられます。

 エヴァを観ていたとき、私が感じたのはその正反対の感覚でした。このアニメの登場人物すべての要素が自分の中にあることを発見し、すべての登場人物に共感できたのです。今思えば私がHSPであることも一つの原因かも知れませんが、それ以上に各キャラクターの抱えている悩みや葛藤が明確であり、人は誰しも何かしら心にしこりのようなものを抱えて生きているのだということが、手に取るようにわかる描写になっていたことが、そんな風に感じることとなった一因だと思います。

 自分の中にいくつもの人格、いくつもの考え方をする部分が同時に在るという発見は、当時20代後半だった私に大きな衝撃を与えました。逆にこのアニメでは、庵野秀明という監督の中にあるすべての部分を一人ひとりのキャラクターに乗せて表現したドラマなのだとも考えられました。非常に重いテーマを扱っている物語の中で、人が人として在るためにどうすればいいのか、そのヒントを与えてくれて、私自身の考え方や生き方に変容をもたらすきっかけになった重要な出会いであったと、20年以上が経過している今でもそう思います。

 わかりやすい例としてエヴァの話で例えてみましたが、人は誰しもそんな風に、自分の中に数人の「誰か」を住まわせて生きているものです。

 天使と悪魔が自分の中で戦っているイメージを想像するとわかりやすいかも知れません。非常に簡単に言ってしまうとそんな感じですが、本当はそう単純なものではなく、天使と悪魔どころかもっと多くの人格を、私たちは自分の中に抱えています。

 大人な自分、冷静な自分、気合の入った自分、無邪気な自分、前向きな自分、暗い自分、子どもな自分・・・・・たくさんの自分が同居していて、そのすべてが「自分」です。

 純粋に人生を楽しみたいと思っている自分は普段、生活の中で一番奥底に追いやられているような感じが、私はしています。大人な自分に抑えつけられ、自由に弾けたい子どもの自分は身動きが取れず、ここにいるよと声を上げることもできずにいる状態です。だから自尊心は深く傷つけられています。自分が消されてしまうことに恐怖を覚えながら、それを自分自身に伝えることもできずにいるのです。

 本当は、自分の中にいるすべての自分を大切にしてあげなければいけないのに、社会から求められている自分の姿だけを表に出して、その自分だけを褒めて大切にしているのが、いわゆる「大人」の生き方です。

 たとえ本当はその「大人な」自分を、好きではなかったとしても、です。

 だから辛くなったり、生きていくのが嫌になったり、心を病んでしまったりすることがあるのではないかと、最近私は思うようになりました。

 自分の中の誰かの声を聴いて、癒してあげること。

 それってとっても大切なんです。

 お休みの日に美容室に行って、きれいにしてもらったり。

 家のことや子供のことを考えずに、お買い物をしてみたり。

 仕事のときにつけている「営業スマイル」の仮面を外して、思いっきり自分らしく笑ったり泣いたりしてみたり。

 たまには意識して自分の中にいる他の人たちをねぎらい、声を聴いてあげることが大切だということの気づきは、今の私を精神的に豊かにしてくれています。

 きっと誰の中にも、その「誰か」が住んでいます。
 気づいて声を聴いてあげると、何かが変わるかも知れませんよ^^

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