スピリチュアルなおはなし

やりたいことを行動に移せないのは何故か

 掃除をしようと思っているのに、ついスマホをだらだら眺めてしまうなどという経験はありませんか?

 宿題をやらなければならないのに、テレビの前から動けない、買い物に行こうと思っているけれど、ソファから体を起こせない、なんていう経験は?

 誰でもおそらく経験があるこの現象、実はちゃんと理由があります。

 人間の行動の動機づけには2つの原因しかなく、それは「よろこび」と「痛み」です。人は何かを「よろこび」と思う時に、そちらに向かう行動をします。また、何かを「痛み」と思う時に、そこから逃げる行動をします。
 人はこのたった二つの理由のみで、動機づけされているのです。

 宿題をやらなければならないのに、テレビの前から動けないという現象は、「宿題をやる」ということが「痛み」であるためそれを避けようとする行動からくるものと考えることができます。

 「掃除をする」ということも、その人にとっては「痛み」と感じるから、より痛みを感じない方向、ともすると「よろこび」と感じられるスマホを眺めるという行動を続けてしまうわけです。

 一つの行為を「よろこび」と感じるか、それとも「痛み」と感じるかは、人によって実にさまざまです。

 例えば掃除一つとってみても、掃除が嫌いな人にとっては「痛み」でしかありませんが、掃除が好き、きれいになるのが好きという人にとっては「よろこび」です。買い物に行くのが面倒と思う人にとって買い物は「痛み」ですが、料理を作ることに楽しみを見出し、食材を選ぶことが楽しいと感じる人にとって買い物は「よろこび」です。

 このように、人によって感じ方が全く違うわけです。ですから、自分が痛みだと思っていることをよろこびだと感じられるようになれば、行動は全く違ってくるはずなのです。

 もしもあなたが今、ダイエットしたいと思っていたとします。
 ダイエットしたい理由は、痩せてきれいになって、服が似合うようになりたいと思うからです。ダイエットすることによって自己イメージを変えたい、生き方を変えたい、そう思っているわけです。

 ですが一方で、食事制限をしたり運動したりするのは面倒だと思っているとします。この場合、「ダイエットしてきれいになる」ことは「よろこび」ですが、「つらい食事制限や運動」は「痛み」です。美味しいものを食べてダラダラ過ごすことは、今のその人にとって「よろこび」ですから、「ダイエットしてきれいになる」という目的から離れ、つい目の前の痛みを避けよろこびを感じようとしてしまいます。つまり、ダイエットしたいのにできず、食べたいものを食べ運動をしないという生活を続けてしまうのです。

 ここで想像してみて欲しいのは、「ダイエットしてきれいになる」という目標が達成されたときのよろこびと、「おいしいものを食べたいだけ食べてダラダラする」というよろこびを比べた時に、どちらがより大きなよろこびになるかという点です。美味しいものを食べてダラダラするよろこびは、その場限りのものです。そして本当はダイエットしたいのに、そこから遠ざかるような行動をしてしまったことに対して、罪悪感を持ってしまうことになります。その場限りのよろこびを優先させ、おまけに罪悪感までしょい込んでしまうこの行為を続けることで、いつまでも「ダイエットしてきれいになる」という目標には近づけないばかりか、そこから遠ざかる感情である罪悪感まで手に入れてしまうわけですから、ダイエットが成功することはありません。

 人は変わることを恐れる動物です。たとえ自分の今いる場所に満足していなくても、そこから動くことに恐怖を感じたり、その場が居心地がいいと感じていたとしたら、変わった方がいいとわかっていてもなかなか変わることができません。太っている自分に満足しておらず、痩せてきれいになりたいと思っているはずなのに行動を起こせないのは、自分についた「太っている自分」のイメージを変えることに対する恐怖という「痛み」から遠ざかり、どうせ自分はこんなものだという諦めの感情や犠牲者マインドに浸っている方が心地いいという「よろこび」に引き寄せられているからなのです。

 本当に変わりたいと思っているならば、痛みと感じていることをよろこびと感じられるように、自分の意識を変える必要があります。痩せてきれいになった自分をイメージし、体重計に乗って体重が減って喜んでいるところを想像します。それが痛みではなくよろこびだと感じられるようになるまで、毎日それを繰り返します。

 そして、食べたいものを食べてダラダラする自分の姿を想像し、その状態を「痛み」だと感じられるようになればしめたものです。人は痛みから逃げるものですから、そこから一日も早く脱したいと思うようになると、一気にダイエットへの道は加速します。

 自分の中で変わりたいという意識と、変わりたくないという意識を同時に感じたら、こんな風に考えたかを変えてみることをおすすめします。変わりたいというのはきっと魂の声です。魂の声を大切にしてあげれば、きっといい結果が待っていますよ。

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