スピリチュアルなおはなし

「退路を断つ」ということ

人生の進路を考える時、万が一の時のために保険をかけておきたいと考えてしまうものです。

私を例に挙げてみると、完全に独立してフリーランスとして仕事を始めることのリスクを考えて、独立に失敗した場合に看護師として働くことができるように、上位資格は更新しておこうとか(実際全く考えてませんが・笑)、そんな考え方をするということです。

フリーランスとして働くための準備をしている段階では、収入を確保する必要があるので、メインの収入源である本職を続けるというのは当然のことですが、ある程度準備ができているのに保険の部分を手厚くしすぎるのは、あまりよくないのではないかと最近思うようになりました。

自ら退路を断つことによって、もう後には引けないという覚悟ができるため、望む方向に進む推進力が増すという効果があるのではないかと気づいたからです。

保険をかけるというのは、自分に逃げ道を用意しておくということです。

失敗してもこっちの道があるからいいや、そういう逃げの心理が働くことを助長しているわけです。

そういう人は、逃げ道の方に心が寄っているので、そっちの方に行くシナリオが強化されていることに気づいていません。

本来「こうなりたい」と思っている姿とは違う道を引き寄せていることに気づかないので、そのまま行くと残念ながらほぼ望みは叶いません。

頭で考えていることよりも、潜在意識の感覚の方が強いので、「こうなりたい」「こうなります」といくらアファメーションをしたとしても、心のどこかで「無理かも」「自分にはできないのでは」という疑いがある場合、そっちの方に結果は引き寄せられてしまうのです。

なので、一度やると決めたなら、逃げ道を作らないことです。

自ら退路を断ち、前に進むしかないという状況に自分を追い込むことが重要です。

そうやって退路を断つことは、強力なアファメーションになります。

自分自身に対する誓いのようなものと考えてみるといいでしょう。

退路を断って、前に進むしかないと決めたら、具体的に進むべき道をデザインして、どうやって前進するのかを詳細に決めます。

航海に例えるならば、どの島を目的地に据えて、どんな船をあつらえ、乗組員を何人乗せて、どれくらいの食料を積み、どんな航路で何日くらいかけて目指すのかを計画するといったようなことです。

具体的な計画ができれば、時に嵐が来るなど不慮の出来事があったとしても、比較的楽に対応することができます。

そういう状況を作ったら、あとは目指す結果に向かって努力するのみ。

それができるかできないかが、人生の分かれ目になります。

勇気がないとか、自信がないとか、そういう考えはすべて潜在意識の中に沈殿していき、自己効力感を下げ、行動を起こす力を奪います。

進路を決めて準備を万端にしたら、何も心配することはないと自分に言い聞かせ、信じさせるためにアファメーションをするのです。

スポーツ選手が、準備を万端に整えて、あとは本番でその力を発揮するだけという状況と同じことです。

本番で自信満々に振舞わなければ、並み居る強豪に勝つことはできませんよね?

人生も同じ。

自分の弱い心に勝つためには、準備は万端、あとはやるだけという、自分に対する信頼をしっかりと持つことです。

その信頼があれば、退路を断つことができます。

退路を断つという行動は勇気が必要かも知れませんが、逆にその行動を起こしたことで、もっと大きな勇気が湧いてくるものです。

モヤモヤが晴れて、すっきりするような感覚を覚えることでしょう。

逃げ道を準備するのは迷いがあるから。
退路を断つことは、その迷いを吹っ切ることとイコールだからです。

もしも何かに迷っている場合、「万が一のために」という考え方は捨ててください。

でなければ一生変わることはできず、今のままの人生を送ることになってしまいます。

自分を信じて、自分自身にアファメーションをすることの重要性を、是非知っていただきたいと思います。

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