スピリチュアルなおはなし

自分にとっての「あたりまえ」は他者にとっての「未知のもの」かも知れない

私は今、看護師向け書籍の出版に関する仕事を2つ抱えています。

一つはすでに執筆は終了していて、今は細かい校正の段階に来ています。

2冊目の本を執筆しながらの作業ということもあり、修正しては戻し、また修正しては戻しというのを繰り返す作業は結構大変で、しかも紙媒体の本を出すのが初めてということもあり、あたふたしながら取り組んでいます。

ライフコーチとしての学びを始めたときから生活習慣を見直して、今ではだいぶ規則的で健康的な生活を送るようになった私にとって、本にかける時間を捻出するために睡眠時間を削ることは本意ではありませんが、ここは短距離走だと思って頑張るしかないと思ってやっています。

フルタイムで仕事をしていて、家のこともやりながら、本のために時間を割くという大量行動をしていると、意外とできるもんだなという思いと同時に、なんでこんなことをしているんだろうと逃げたくなることもあります。

昨日書いた記事にあるように、人間は二通りの理由でモチベートされるのですが、まさに今は「書くこと」が辛くて逃げたくなるような時期にいるのだろうと自分で分析しているところです。

特に大詰めとなっている今週は、娘が職業体験のため毎日お弁当が必要だということもあり、普段より早く起きてお弁当を作りながら、毎晩遅くまで本の修正に時間を割かなければならないので、睡眠時間が3時間程度と極端に短くなってしまっています。

急に寒くなってきて、体調を崩す人が周囲に増えているので、この睡眠不足が体調を崩すきっかけにならないようにと祈りつつの作業です。

さて、そんな風に逃げたい葛藤と戦っている私のところに、一昨日送られてきた原稿は、細かい校正の嵐でした。

もうほとんど出来上がったと思っていたのに、最後の最後にラスボスが立ちはだかったかのように、まぁ本当にビッシリと細かくいろいろなことが書いてある原稿だったんですね。

しかも校正の専門用語やら特殊な記号やらが使われているので、初心者の私にとってはちんぷんかんぷん。

それを1日で直して送り返せというのだから、出版社ってなんて鬼畜なんだろうと思いました^^;

きっと出版社の編集担当の方にとってはその校正稿は見慣れたものであり、その程度の校正はおそらく1日あれば充分にできる種類のものだというのが常識なのでしょうが、他にフルタイムで仕事をしながら家のこともやり、毎日なんとか時間を捻り出して本の仕事をしている初心者の私にとっては、めちゃくちゃハードルが高いものなわけです。

私が「この分量は多すぎるので3日くらい徹夜してやらないと追いつきません」と答えたら、「いやいやそんなことありません、1日あればできる分量なはずですよ」といったニュアンスの返事が返ってきて途方に暮れました(笑)。

幸い、編者として入ってくださっている方が作業を引き受けて下さり、私はその修正が適切かどうかをチェックするだけでよくなったので、本当に有難かったです。それで何とか昨日自分でもチェックを終えて、一通り修正を返したというところまで行きました。

で、そんな作業を通して感じたことは、編集の仕事を生業にしている人が当たり前だと思っていることは、私にとっての当たり前ではなく、むしろ驚きに満ちた世界だったということです。

専門的な仕事というものは特殊なので、その業界の人にしか通じないことが色々あります。もちろん私のいる医療の世界も同じです。医療者にとっては常識であることが、患者さんにとってはまったくの衝撃として受け入れられることがとても多いということです。

以前からそのことは認識していましたが、日常の業務に埋没しているとつい忘れてしまうことがあるようです。
特に若いスタッフにとっては、自分のいる世界のことは皆が知っているものだと勘違いしてしまう時期があるものです。

でも、そこは相手の立場に立って、相手の脳内環境を想像して関わることが必要だし、特に初めて関わる人に対しては最新の注意を払って配慮してあげるべきだと実感しました。

とりあえず今回出版業界の当たり前がよくわかったので、これを活かして2冊目の本のときはもう少し上手く立ち回りたいと思うと同時に、こういった種類のハウトゥー本はもういいかな・・・などと弱気になったりしています。

実際、本の印税というものは微々たるもので、特に看護師向けの書籍などは大量に売れるわけではないため、この膨大な作業量に比べたらほぼタダ働きのようなものだということもよーくわかりました。

そう考えると、印税で生活している作家さんたちというのは本当にたくさん本を売っている人たちなんだと尊敬すると同時に、いつかはそんなふうになってみたいという思いを抱いたりもしています^^;

自分が書いていて楽しいと思える本だったら、そしてそれが色んな人のところに届くことで貢献できるなら、そんなに嬉しいことはありませんからね。

そんな未来を夢見ながら、今日もPCとにらめっこして執筆を続ける私なのです。

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