スピリチュアルなおはなし

こころのブレーキを開放すること、いいことがあるというお話

 昨日までの3日間、スピリチュアルライフコーチのライブイベント(簡単に言うと講習会ですね)に参加してきました。

 5月のゴールデンウィークに始まったシリーズですが、1ヶ月ぶりに仲間に会って、いろいろなことを学んだ濃い3日間でした。

 中でも衝撃的だったのは、目の前で繰り広げられるブロック解放の瞬間を、数々目撃したということ。

 今日はこのブロックについてご説明しようと思います。

 私たちは生きている過程で、様々な経験をしています。楽しいことも苦しいことも起きますし、そのすべてに影響を受けて生きています。

 その経験から得た感覚は、やがて忘れてしまうのですが、本当は完全に忘れているのではなく、潜在意識の中に少しずつ溜め込まれていくのです。

 例えば私の場合、男の人が怒鳴っている声だとか、突然発生する大きな音(雷とか、物を落とした時のバン!という音など)に過剰に反応してしまい、心臓がバクバクしてしばらく止まらなくなってしまうのですが、それはおそらく父の影響が強く残っているためだと思います。よく癇癪を起して物に当たり、ドアを荒く開け閉てしたり、母に向かって怒鳴っていた父の行動にビクビクしていた感覚が、いまだに残っているようです。

 大人になって、父とはだいぶ長いこと会ってはいませんが、そういった影響は今でも残っているようです。

 そうやって潜在意識に溜め込まれた情報をもとに、私たちは何が快で、何が不快かを判断しています。快と感じる情報には向かっていきますが、深いと感じる情報を捉えた場合、それを避けようとします。

 その、避けようとすることが「ブレーキ」となるのです。

 自分のやりたいことを仕事にしたいと思っているけれど、失敗したらどうしようと思って一歩を踏み出せずにいるだとか、好きな人がいるけれど、フラれるのが怖くて言い出せないでいるだとか、それはすべて、過去の経験から潜在意識に溜め込まれた情報がブレーキとなって、行動に制限をかけている状態だといえます。

 失敗を恐れるマインドは、過去に失敗した経験がもとになっていることが多いです。また失敗したらどうしようという不安が、新しい仕事にチャレンジするときのブレーキとなってしまうわけです。また、過去に辛い失恋をしたことがある人が、その経験がブレーキとなって自分から言い出すことができなくなってしまうのです。自覚している場合もありますが、多くの場合自分でも自覚のないまま、潜在意識にコントロールされているのです。

 今回、数名の受講生が順番に壇上に上がり、ホットシートと呼ばれる席に座って、このブレーキを見つけ出すワークをし、解放される場面を目撃しました。自分の潜在意識に追いやっていたはずの過去の辛い経験を外に出し、それとしっかり向き合った上で、そこに別の意味付けをしていくことで、辛かったはずの経験もあっけないほど簡単に、大したことのないものになっていくという過程に圧倒されました。

 なんてつまらないことに振り回されていたんだろうと、ブレーキの外れた人たちは一様に、清々しい表情になっていくのが見て取れました。

 人は何かを「できない」ことの言い訳をみつけて、「できない」ことを正当化したがるものです。
 でも、それがいい状態でないことも、心のどこかでわかっているものです。

 私たちの魂は、居心地が悪い状態でいることが嫌いです。もっと人生を楽しみたいと思っています。その妨げになる状態を続けていると、これじゃないよ、ここじゃないよという信号を送り続けます。本人が気づくまで、ずっと送り続けるのです。

 日常を送っていると、ふと「このままでいいんだろうか」などと思ったり、今まで感じたとこのない居心地の悪さを感じ始めたりした経験がある方もいらっしゃるかと思います。

 それは魂からの、「これじゃないよ、ここじゃないよ」というサインなのです。

 居心地の悪さを感じて、別の道へ進もうとするけれど、どうしても一歩が踏み出せない、それは潜在意識の中にあるブレーキがかかっている状態なのです。前に進もうとしてアクセルを踏んでいるけれど、同時にブレーキを踏んでいる状態と考えてみてください。そんな状態では車はスムーズに前進することができませんよね。

 私たちは誰でも、潜在意識の中にブレーキを持っています。しかもそのブレーキ、一つとは限らないのです。たいていはいくつかのブレーキを同時に持っています。なんだかうまくいかない、すっきりしないと感じている時は、魂の声がブレーキをかける騒音によって消されているような状態だといえるでしょう。

 今回、壇上に上がった受講生たちがブレーキを開放する様子をみていて感じたのは、すでに潜在意識の底に押し込めて忘れたつもりだった辛い経験を引きずり出すには痛みが伴うけれど、ちゃんとそれを自分で認識して手放すことで得られる清々しさは、充分に痛みという対価を支払う価値があるものだということでした。

 ライフコーチングは魂の声を聴いて、それに正直に生きることができるようになるための手法です。ブレーキを手放して楽になることで、自分の魂の声に正直に生きることができるようになります。

 そんな素晴らしい仕事を選ぶことができたことに幸せを感じながら、一度しかない今回の人生を、悔いなく楽しき生きていきたいと、しみじみ感ることとなった経験なのでした。

 

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