中学生の娘が所属する吹奏楽部は、3年生が受験のため仮引退をしている間、2年生が部をまとめます。
娘は2年生になってから副部長を拝命しているので、部長と3年生の副部長が不在となった今、もう一人の副部長の2年生とともに、部を率いています。
先週末の文化祭を最後に、3年生が受験に専念することになったため、部長代理としての役割を約1週間こなしてきた娘ですが、早くも問題に直面しているらしいのです。
同じユーフォニアムというパートにいるもう一人の二年生に、無視されたり嫌な態度を取られているのだというのです。
部活を指導してくださっている先生から娘のところに部活の練習予定のメールが届き、娘がそれを部員に伝えるのですが、その時に娘の方を見てくれなかったり、ひどい時は途中でいなくなってしまったりするのだそうです。
以前から練習に集中しなかったり、3年生の悪口を1年生と一緒に言って盛り上がったりといった問題行動があったようで、その時先生に相談したところ、結局は話し合うしかないとアドバイスをいただいたのだそうです。
娘はその通りに、その2年生と個別で話す時間を作ったりしたそうですが、全く話に反応せず、受け答えも適当で、態度が改まることはなかったといいます。
今回、3年生という重しがなくなったことによって、その2年生の攻撃対象が、自分と同学年なのに皆より上の立場に立っている娘に移ったのだと思います。
だいたいどこの組織にも、常に誰かを目の敵にしていないと気がすまない人というのは、一人や二人いるものです。
そういう人は、自分のコンプレックスを誤魔化したいがために、誰か標的を見つけてその人より精神的に優位に立とうという意識から、無視やいじめのようなことを繰り返すのですが、自分ではもちろんそれに気づいてはいません。
その2年生にとって娘は大きな目の上のたんこぶで、嫌な存在というふうに認識されているのでしょう。
同じパート、同じ学年の娘に、自分より上の立場に立たれたくないという気持ちが潜在意識の中にあって、とにかく邪魔してやろうという行動になっているのだろうと思います。
娘からその話を聞いたとき、私はこう答えました。
その子一人があなたを無視したところで、他の大勢の部員たちがみんなあなたを無視するわけじゃない。
その子の評価があなたという人の価値を決めるわけでもない。
あなたは副部長としてあたりまえのことをしていて、その役割がなければ部が回らないから、あなたが引き受けているだけのことだ。
それを引き受けてやり遂げるだけの力があるから、その役割を与えられたのだ。
だから堂々と自分の仕事をやりなさい。
その子に無視されようが、あなたの価値は変わらない。
そこで自分が暗くなったり、自信をなくしたりしてしまったら、本当にあなたの価値が下がってしまうかもしれない。
自分でその方向に向かうようなことをしてはならない。
その子が良くない態度をとったり、人の悪口を言ったりしているのを、周りの部員たちも見ている。誰がそれをいいことをしていると認識するだろう。
自分のしていることがみっともないことだと気づいていないのは、その子だけ。
お尻丸出しで歩いているのに、気づいていないのとおんなじだ。
だから、お尻出してるよ、って教えてあげたらいい。
それでも気づかなければ、「ああ、可哀想だな。言ってあげてもお尻出したまま歩いていることに気づけないんだな」と思っていればいい。
そんな子に、あなたの価値を貶めることなんてできるわけがない。
だから自信を持っていきなさい。
お尻丸出しで歩いているというくだりから、娘に笑顔が生まれました。
そっか、可哀想だね、と言って笑ってました^^
そして今日も、元気に部活に出かけていってくれたので、ひとまずホッとしています。
これ、中学生の頃によくある、子供同士のゴタゴタだと思いますか?
子供じみた、バカバカしい話だと思いますか?
確かに、そうかも知れません。
中学生くらいになると始まる、いじめだとか小競り合いだとかの類かもしれない。
でも、中学生に特有な現象では、決してないと私は思います。
というかむしろ、大人の世界にこそこういう現象、はびこってこびりついていますよね?
常に誰かを目の敵にして、その人の悪口を言ったり無視したりして、周囲の小さな群れの中で優位に立とうとする奴、あなたの周りにいませんか?
もしかしたら、あなた自身がその「お尻丸出し」パーソンではありませんか?
あるいは、自分ではそのつもりがないのに、周囲を見下す態度をとってしまい、嫌われたり距離を取られたりしてしまうという人はいませんか?
愛情が必要な時期にちゃんと愛されてこなかった人は、自分を愛することができないままおとなになってしまいます。
自分を愛することができないでいると、他人を攻撃して自分を守るという行動に出てしまいがちなのです。
娘の同級生のその子は、下に弟が二人いるそうです。
長女で、きっと基本はがんばり屋さんなんだと思います。
でも、もしかしたら、お母さんに甘えたい時に、甘えさせてもらえなかったのかもしれない。
自分には親に大事にされるだけの価値がないと、潜在意識に刻み込んで来てしまったのかもしれない。
だから自分より上の立場の人に対して、無条件に敵対視するような態度をとってしまうのかも知れないのです。
一人っ子で、よくも悪くもマイペースで育ってきた娘には、そういうきょうだいの中で育つことがわからないし、その子の言動は理解でいないものであることでしょう。
でも、世の中には色んな人がいるんですよね。
大人になったら、もっともっといろんな種類のヒトに出会います。
自分を傷つけるヒトに出会うたびに落ち込んだり傷ついたりしていたら、前に進めなくなってしまいます。
娘も私同様エンパスの気があるので、うまく自分を守る方法を今から身に付けさせてあげないとなぁと思った、昨日の出来事でした。
人の評価を気にして落ち込んでしまうことがある人がいたら、それは他人のために自分の価値を自分で下げてしまうのと同じことだということを知ってもらいたくて、今日の記事を書きました。
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